ChatGPT4oが公開されたので

シンプルに『怖い話を生成してください』というメッセージで試してみました。生成速度は売り文句のとおりめちゃくちゃはやくなってました。


赤いコートの女

ある夜、大学生の翔太は遅くまで図書館で勉強していました。時計を見るとすでに午前1時を回っており、慌てて帰路に就くことにしました。外は冷たい風が吹き、町は静まり返っていました。

翔太が家までの近道である公園を通り抜けていると、不意に足音が聞こえました。振り返ると、そこには長い赤いコートを着た女性が立っていました。彼女は赤いベレー帽をかぶり、赤いハイヒールを履いていました。顔には白いマスクをしており、目だけが見えます。

翔太は少し怖くなり、早足で歩き始めました。しかし、足音は徐々に近づいてきます。心臓がドキドキと高鳴り、ふと立ち止まって振り返ると、彼女はすぐ後ろに立っていました。

「こんばんは」と彼女は静かに言いました。翔太は驚きましたが、何とか「こんばんは」と返しました。

「私、きれい?」と彼女は尋ねました。

翔太は困惑しながらも、「はい、きれいです」と答えました。すると、彼女はマスクをゆっくりと外しました。

そこには、口が耳まで裂けた恐ろしい顔が現れました。「これでも、きれい?」彼女は再び尋ねました。

翔太は恐怖で声が出ませんでした。彼は必死に逃げようとしましたが、足がすくんで動けません。その時、女性はにやりと笑い、言いました。

「もう遅いわ」

次の瞬間、翔太は何かに引きずり込まれるような感覚に襲われ、意識を失いました。

翌朝、公園のベンチには、翔太の赤いコートとベレー帽、そしてハイヒールが置かれていました。翔太の姿はどこにも見当たりませんでした。

それ以来、公園には夜中に赤いコートの女性が出没するという噂が広まりました。彼女に出会った者は、二度と戻ってこないと言われています。

ラストのオチがすごすぎる

まぁどう考えても設定がこんがらがって生成されてしまった結果なんでしょうけど、翔太くんが実は赤いコートとベレー帽、ハイヒールを着ていたという事実がさりげなく明かされるという。
ここ以外はいたってスタンダードな口裂け女のエピソードでした。


人形の囁き

夏休みの間、田舎の祖父母の家に遊びに来ていた玲奈は、ある日、古い蔵を見つけました。興味を惹かれた彼女は、誰にも言わずにその蔵に入ってみることにしました。

蔵の中は埃まみれで、古びた家具や道具が積み重なっていました。玲奈が奥へ進むと、一体の人形が目に入りました。その人形は古びているにも関わらず、どこか不気味な美しさを持っていました。黒い長い髪と真っ白な顔、そして赤い着物を着ていました。

玲奈はその人形を持ち帰ることにし、夜になって自分の部屋に飾りました。しかし、その夜、玲奈は奇妙な夢を見ました。夢の中で、あの人形が動き出し、彼女に向かって何かを囁いていました。

「一緒に遊びましょう」

玲奈は目を覚ましたが、夢の内容が鮮明に残っていました。怖くなった彼女は、翌日、人形を蔵に戻そうと決心しました。しかし、人形を手に取った瞬間、再び囁きが聞こえてきました。

「逃げられないよ」

玲奈は驚いて人形を放り投げましたが、その声は耳から離れませんでした。その夜もまた、夢の中で人形が囁きました。

「永遠に一緒だよ」

玲奈はますます恐怖に駆られました。彼女は祖父母に相談しようと決めましたが、話す勇気が出ませんでした。日が経つにつれて、人形の囁きは現実でも聞こえるようになり、玲奈の精神は次第に追い詰められていきました。

ある夜、玲奈が限界を迎えた時、人形は夢の中でこう言いました。

「私のものになって」

その後、玲奈は祖父母の家から姿を消しました。家族は警察に通報し、捜索が行われましたが、玲奈の行方はわかりませんでした。唯一の手掛かりは、蔵の中で見つかったあの人形でした。玲奈が持ち帰ったはずの人形は、再び元の場所に戻っていたのです。

人形は静かに佇み、その黒い瞳は何かを見つめているかのように感じられました。村の人々は、あの人形が玲奈の魂を奪ったのだと噂しました。

今でも、蔵の中にその人形は存在しています。そして、夜が更けると、玲奈の声が蔵から囁くように聞こえると言います。

「一緒に遊びましょう」

速度だけじゃなく

日本語の安定感もすごく向上しているような気がする。怖い話としての流れもしっかりしてて普通に読めるし。
と思ったので、GPT4に切り替えて同じプロンプトで数回生成してもらったところ、日本語の安定感(誤字や不自然な言い回し)はそんなに変わらなかった。
でも怖い話『っぽさ』は確実に向上してるって感じたし、意味のある改行のしかたになってる。


呪われた鏡

遥は古道具店で一つの古い鏡を見つけました。その鏡は美しい装飾が施されており、遥は一目で気に入り、購入しました。店主は少し不安そうに、「この鏡は呪われていると言われているので、気をつけてください」と忠告しましたが、遥は気にせず家に持ち帰りました。

その夜、遥は鏡を部屋に飾り、いつものように寝ようとしました。しかし、深夜に目が覚め、鏡に何か異変を感じました。鏡の中に、自分の姿以外の何かが映っているように見えたのです。よく見ると、それは黒い影のようなものでした。遥は「疲れているだけだ」と自分に言い聞かせ、再び眠りにつきました。

次の夜も同じことが起こりました。鏡の中に黒い影が現れ、次第に形を持ち始めました。それは長い髪の女性で、顔は見えないが、異様な冷気を放っていました。彼女は静かに鏡の中から遥を見つめていました。

遥は怖くなり、鏡を布で覆い隠しましたが、夜になるとまた夢に現れるようになりました。その夢の中で、鏡の中の女性は近づいてきて、囁きました。

「あなたも私と一緒に来て」

翌朝、遥は友人に相談しましたが、誰も信じてくれませんでした。友人の一人が「その鏡は本当に呪われているかもしれない。処分したほうがいい」と言いましたが、遥は鏡を手放すことができませんでした。

日が経つにつれ、遥の体調は悪化し、精神も不安定になっていきました。鏡の中の女性はますます現実味を帯び、囁きは次第に命令のようになっていきました。

「私の元に来なさい」

ある晩、遥は再びその夢を見ました。夢の中で彼女は鏡の前に立ち、女性の手が鏡の中から伸びてきて、彼女の手を取るのを感じました。目が覚めた時、遥は鏡の前に立っていました。鏡の中の女性は、にやりと笑い、遥を引き込もうとしました。

翌朝、遥の姿はどこにも見当たりませんでした。鏡の前にはただ、彼女のパジャマが散らばっていました。その後、家族が鏡を見つけた時、鏡の中には遥の恐怖に満ちた顔が映っていました。彼女は鏡の中から逃れられず、永遠にその中に囚われているようでした。

その鏡は再び古道具店に戻されました。店主は再びその鏡を売る準備をしていましたが、誰もその鏡の恐怖に気づくことはありませんでした。そして、新たな犠牲者がその鏡を手に取る日を待っていました。


深夜の電話

高校生の彩は、ある日、友達と夜遅くまで電話で話をしていました。楽しい時間を過ごした後、友達と別れを告げて電話を切りました。その時、時計はちょうど午前2時を指していました。

彩は寝る準備をしてベッドに入ったのですが、しばらくしてから電話が鳴り出しました。こんな時間に誰だろうと思いながらも、彼女は電話を取りました。

「もしもし?」

しかし、電話の向こうからは何の音も聞こえません。無言のまま数秒が過ぎた後、かすかな囁き声が聞こえてきました。

「・・・見てるよ・・・」

驚いた彩はすぐに電話を切りました。気味が悪かったものの、悪戯電話だろうと自分に言い聞かせました。しかし、数分後、再び電話が鳴りました。今度は少し怖くなりながらも、彩は電話を取りました。

「もしもし?誰ですか?」

再び無言のまま数秒が過ぎ、同じ囁き声が聞こえてきました。

「・・・見てるよ・・・」

彩は再び電話を切り、今度は受話器を外しました。これで安心だと思いながらも、どこか不安な気持ちを抱えたまま眠りに就こうとしました。

しかし、その夜、彩は奇妙な夢を見ました。夢の中で彼女は自分の部屋に立っており、誰かが部屋の中から彼女を見つめている感覚を覚えました。夢から覚めた時、彼女は冷たい汗をかいていました。

翌日、彩は学校で友達に昨夜の出来事を話しました。友達は怖がりながらも、「それはただの悪戯電話だよ」と言って笑いました。彩も少し安心しましたが、心の奥底ではまだ不安が残っていました。

その夜、再び電話が鳴りました。今度は着信音が鳴るだけでなく、受話器を外していたはずの電話が勝手に元に戻っていました。震える手で電話を取りました。

「もしもし?誰ですか?」

すると、今度ははっきりとした声で囁かれました。

「・・・今、君の家の前にいるよ・・・」

彩は恐怖に震え、カーテンの隙間から外を見ました。そこには誰もいないはずの家の前に、一人の男が立っていました。男はじっと家を見つめ、手には電話を持っていました。

彩はすぐに警察に通報しましたが、警察が到着した時には男の姿は消えていました。警察は一応の見回りを強化することを約束しましたが、心の安らぎは得られませんでした。

その後も、彩の家に深夜の電話がかかってくることはありませんでしたが、彼女は毎晩のようにあの夢を見続けました。夢の中で、彼女を見つめるあの男の冷たい視線は、決して彼女を逃がすことはありませんでした。

そして、ある日、彩は姿を消しました。彼女の部屋には、電話の受話器が外されたままの電話機だけが残されていました。警察は必死に捜索を続けましたが、彩の行方は今でも分かっていません。

その後、同じ街で同様の電話がかかってくる事件が続き、犠牲者は次々と増えていきました。深夜の電話には、恐ろしい囁き声が響き渡ります。

「・・・見てるよ・・・」


少し触った感想

途中何回か今までと変わらないような文章も生成されたけれど、良い結果の方が多かったし、なにより生成速度!これはもう段違いに向上していてすごかった。
特にカスタマイズもせずにこの結果だったので、次は変な指示への対応がどうなっているか(怖い話に変な要素を加えるような指示をして文章が崩れないかとか)を試してみたい。

ChatGPT

Posted by tomoaky