永遠に舐め続けるアメ
高校生の亮は、いつもの帰り道で奇妙な露店に目を留めた。古ぼけた小さな屋台に座る老人が、色とりどりのアメを売っていた。「お兄ちゃん、これを舐めてごらん。このアメ、いくら舐めても小さくならないんだよ」。老人の不気味な笑みが一瞬の寒気を呼び起こしたが、好奇心に負けた亮は、そのアメを買った。
学校の友達と冗談半分でアメを舐めてみた。最初はただのジョークだったが、どういうわけかアメは一向に小さくならなかった。時間が経っても形を変えないアメに、友達も驚いていた。「ほんとに小さくならないじゃん!」「まあ、すぐ飽きるだろう」と笑っていたが、亮は次第に口の中に違和感を感じ始めた。
数日が過ぎ、亮はそのアメを手放せなくなっていた。舌にしがみつくように張り付き、どれだけ力を入れても引き剥がせない。焦りが募る中、彼の友達も手助けを試みたが、アメに触れるたびに指先が焼けるような痛みが走る。「何これ?呪われてるんじゃない?」と冗談を言う友達もいたが、亮の顔は青ざめ、力が抜けていく。
体がどんどん弱っていく中、亮はアメが自分のエネルギーを吸い取っているのだと気づき始めた。しかし、どんなに抵抗してもアメはますます彼を支配し、舌と一体化していった。舐め続けることをやめようとしても、まるで意思が奪われたかのように、舐めることを止められない。
日に日に亮の体は衰弱し、皮膚は青白く、目の下には濃いクマができていた。食欲もなくなり、学校にも通えなくなった彼を心配した友達は、助けを求めてあちこちに駆け回ったが、誰もその奇妙なアメをどうにかできる者はいなかった。
最終的に亮の体は干からび、アメに全ての力を吸い取られてしまった。友達が泣き叫ぶ中、亮は息を引き取った。アメは音もなく彼の口から転がり落ち、地面に転がっていった。そのアメは、まるで次の犠牲者を探しているかのように、ゆっくりと暗闇の中に消えていった。
怖あい話GPT (https://chatgpt.com/g/g-okb1Ec1d2-bu-aihua-gpt)
prompt:
どれだけ舐めてもアメが小さくならない